10億ドルを自力で稼いだ人は何を考え、どう行動し、誰と仕事をしているのか|読書が苦手な読書家の読書感想文(書評ブログ)

10億ドルを自力で稼いだ人は何を考え、どう行動し、誰と仕事をしているのか

億万長者達の生き方



世の中には、自分とは比べるのもおこがましいというか、
比べることすら馬鹿らしくなるほどの、
資産を持った億万長者たちがいますよね。

しかも思いの他たくさん。


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今回ご紹介する書籍は、その名も

『10億ドルを自力で稼いだ人は何を考え、どう行動し、誰と仕事をしているのか』


10億ドル(1000億円)を自分の力で稼いだ人たちに焦点を当てた書籍で、

一般的に思われている億万長者(以下、ビリオネア)のイメージと、
実際のところはどうなのか?
というところを調査した報告書的な本となります。







書籍紹介7冊目です。


個人的おすすめ度   ★★★★★
文章の読みやすさ   ★★★★☆
内容の理解し易さ   ★★★★☆
再現性        ☆☆☆☆☆





先にこの本の著者が行った、調査方法を記しておきます。

フォーブスの世界長者番付から、10億ドルの資産を持つビリオネア達をリストアップ。
※この時点で、結婚や相続など、本人の力とは無関係で得た資産を持つ人は除外する。



自分の力で稼いだビリオネアのみを調査対象に。
※透明性を欠いた分野で成功した人は除外



公正な手段で富を築いたビリオネア(世界で600人)をに絞り
地域や業種が偏らないよう配慮しランダムで調査対象を抽出



最終的に120人に絞り、調査対象を決定







どのような書籍なのか




この書籍は大体全編を通して、
ビリオネア達が、どのようにしてビリオネアにまで至ったのか、
その過程を、その人の歴史と共に紹介していくスタイルとなっています。



例えば、ビリオネアの1人をピックアップし、

こんな家庭に生まれ、
どういう子供時代を過ごし、
どんな仕事に就いて、
何をして成功に(あるいは失敗を経て)至ったか。
そして、成功した要因は何なのか。


というような形式が主だったスタイルです。

と言っても子供時代のエピソードはほんのちょっとしかなく、
メインはやはり大人になってからの仕事のことになります。





この書籍を執筆するにあたってしたインタビューを経て、
著者は世間で一般的に言われている、あるいは思われているビリオネアのイメージと、
実際にインタビューして調査してみた結果とが、
かなりかけ離れていることに気づいたようです。



例えば、一般的な世間のイメージに、

◇一夜にして成功した
◇IT業界の成功者である
◇若くして成功した
◇一発をどでかく当てた
◇ブルーオーシャン(競争相手の少ない業種)で成功した

というようなものがありますが、
調べてみると驚くべき結果でした。




◇一夜にして成功した
→半数が18歳以下から働き始め、ずっと試行錯誤を繰り返している


◇IT業界の成功者である
→IT業界は2割以下である


◇若くして成功した
→7割以上が30代以降に成功


◇一発をどでかく当てた
→9割以上が複数の事業を展開・成功させている


◇ブルーオーシャン(競争相手の少ない業種)で成功した
→8割はレッドオーシャンで成功している




という、世間のイメージとは、
むしろ真逆と言ってもいいほどの違いがありました。






ビリオネア達は、我々一般人と何が違うのでしょうか。
どんな違いがあって多くの富を得ることが出来たのでしょうか。


その一般人との違いを、ひとつひとつビリオネア達を例にとって
分析・検証・解説しています。




ビリオネアと一般人の違い





少しだけご紹介させて頂くと、
ビリオネア達には、「外的要因」で共通するものはあまりなく、
「内面的な要因」で共通のものが見られた、
とあります。


家柄や教育過程、地域、環境、境遇などはバラバラで、
そういった外的要因はビリオネアになるのに、
マイナスに働くことも、プラスに働くこともない、つまり関係ないとのこと。




内面に共通で見られる傾向が見つかったとありますが、
それは「普通の人がバラバラに捉える物事を一つにまとめる力」だそうです。

つまり、矛盾する事象や一見正反対にみえることも、
混乱することなく、自分の中で上手に共存させることが出来る能力、とのこと。



ん~何やら難しいですね。
パニックを起こすことなく、冷静沈着に物事を判断できるという感じでしょうか。







リスクを好むのがビリオネアなのか




また起業家は一見すると、リスクを恐れていないようなイメージもありますが、
どうやらビリオネア達はリスクを好む、または恐れないといった傾向などなく、
むしろ、リスクに関する考えは一般人と変わらない結果がでたとあります。

つまり、我々一般人と同程度のリスクしか取っていない、と。




リスクの取り方が一般人と同じなのならば、
一体何が、一般人とビリオネアの決定的な違いとなるのでしょうか。



それは、一般人は目の前のリスクを気にするが、
ビリオネア達は目の前のリスクよりも、
それに気を取られチャンスを逃すことを恐れている、なのだそうです。



「起業家はリスクを恐れない」というイメージは
いつから世間に浸透しているのだろう。

(中略)ビリオネアの大半は無謀なチャレンジを好まない。
そのかわりに、リスクを相対的に評価する。
得るものと失うものを秤にかけて判断するのだ。

第5章 ビリオネアの「リスク」
現在の金銭的損失よりも将来の機会損失を恐れる より





では、ビリオネア達は、なぜリスク(失敗)を恐れることなく挑戦できるのだろうか。


今回の調査で分かったことの一つに、
ビリオネア達は、皆多くの失敗を重ねている。

しかも一般人には許容できないドでかいレベルの失敗も含めて。
というものがありました。


中には無一文になったり、ホームレスにまでなった人までいる。

スティーブジョブズが、自身の立ち上げたアップルをクビになったりした話は有名ですね。



普通の人とビリオネアの違いはここにあります。
彼らは「諦めない」のです。

何度でも立ち上がり、何度でもトライしていく。
そのことが、やがて大きな成功へと繋がっていくのです。


しかし、なぜ彼らは心折れることもなく、何度も挑戦できるのでしょうか?


それは、彼らに「自信」があるからです。

「失敗してもまた挑戦すればいい」という自信があるから
何度でも蘇り、挑戦していけるのです。






となるろ気になるのは、「その自信は、いったいどこから来るのか?」
ということですよね。






それは・・・、

本書に譲ろうと思います。







個人的おすすめ度   ★★★★★

ビリオネア達のエピソードには、
例え「自分はそんな億単位のお金は欲しくないから無関係だ」
という人にもきっと役立つアドバイスが含まれていると思います。
日常生活や仕事の中で使える知識もきっとあります。



文章の読みやすさ   ★★★★☆

硬そうなイメージを持たれそうな書籍ですが、
翻訳本にありがちな、変な読みにくい文章や言い回しがなく、
とても読みやすい本でした。
しかし、外国人の名前が立て続けに出てくるので、
しっかり誰が誰だか認識していかないと、ちょっとごっちゃになります。




内容の理解し易さ   ★★★★☆

一般人向けの書籍なので、難しい内容はありません。
普通のビジネス書として読むことが出来ます。
高校生でも理解することは難しくないと思います。



再現性        ☆☆☆☆☆

これはかなり低いと思います。
それをこなせた彼らだからこそ、
世界で600人しかいないビリオネアになれたのですから。

神業のようなことばかりしている、という訳ではありませんが、
それでもそれを彼らと同じようにやるのは、訓練が必要です。


2017.03.04 | コメント(0)このブログの読者になる更新情報をチェックする
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