後学のために、一読しておこうと思ったことはございませんか?
しかし、いざ読もうと思っても、歴史的な書物ですから、
非常に多くのバージョンや関連書籍が発売されており、
どれから手を付けていいものか迷ってしまいます。
そもそも読破できるのか、理解できるのかすらわからないので、
買うことすら勇気がいります。
そんな方には、とりあえず一冊目はこちらをお勧めします。
くまのプーさん 心が変わる「論語」です。
書籍紹介 26冊目
個人的おすすめ度 ★★★★★
文章の読みやすさ ★★★★★
内容の理解し易さ ★★★★★
論語とは
論語とは、孔子と孔子の弟子たちとの会話や言葉をまとめた言語録で、
孔子が書いた特定の本を指す、というものではありません。
編纂されたのも、孔子の死後に、弟子たちによってです。
ちなみに弟子は3000人いたそうです。
現代で言えば、なんでしょうね・・、インタビュー本みたいな感じでしょうか。
孔子は、古代中国の思想家で、紀元前552年~紀元前479年に生きた方です。
プーさんの論語はどんな本?
プーさんの論語は、入門編を読む前に読む超入門編と捉えることもできますが、
論語の内容を意訳して、誰にでもわかりやすくした要約本という印象です。
見開き2ページを使って、プーさんのかわいいイラストと共に、
短い文章が書かれています。
どれもこれも「そうだよね、その通りだ」と納得してしまう、
核心をついた言葉です。
「今が辛くても、がんばったことは必ず後で生きてくる」
忙しくて大変な時期。やらなければいけないことばかりで、やりたいことができない辛い時期。
そういう時に頑張ったことは将来どこかで必ず役に立つものです。
くまのプーさん 心が変わる「論語」より
今まで、そこそこの自己啓発・成功哲学的の本を読んできましたが、
それらの本が伝えたかったと思われることは、
ほとんどがこのプーさん論語に書かれています。
以前紹介した同シリーズ「くまのプーさん 前向きな心をつくるニーチェの言葉」でも、同じことを書きましたが、世に出ている成功哲学系のかなりの部分のエッセンスが本書には詰まっています。
書評をやるとかでないのであれば、違う成功哲学系の書籍を何冊も読むよりは、
本書を何度も何度も読まれることをお勧めします。