人生のあるあるがつまった、おもしろ本
今回ご紹介させていただくのは、
一風変わった書物で、「マーフィーの人間哲学」という本です。
なんだか一見すると真面目で、重そうなテーマっぽいですが、
これが全くそんな重苦しい感じではなくてですね、
人生において起こりえる、または誰もが経験したであろう
いわゆる「あるある」を紹介した本になります。

しかも全編箇条書きになっているので、
読みたいところからスラスラと読めてしまいます。
内容自体は中学生でも理解はできますが、
より永く生きている方が「あ~あるある!」と共感度合いが高いと思います。
書籍紹介19冊目です。
個人的おすすめ度 ★★★★★
文章の読みやすさ ★★★★★
内容の理解し易さ ★★★★☆
本書から何を読み取るか
本書は、テーマごとに分かれており、
・心理学
・行動学
・恋愛学
・日常生活学
・健康学
・美容学
などなど、全19章からなり、
各テーマごとの法則や定理などを紹介しています。
例えば、心理学編より、
◆記憶の法則
1、大事なことほど思い出せない
2、用が済んでから思い出す
3、やっと思い出してみたら下らないこと
4、メモをつけておけばメモを忘れる
5、最後は何を思い出そうとしていたかも思い出せない
マーフィーの人間哲学 より引用
個人的に「あるある」と思ったものの中から抜粋しました。
このような形で、
思わず「あるある!」と唸ってしまうようなことが、たくさん書かれております。
書かれている中には、
「あー、これはまさにあの人のことだな」と思うことや、
「うわ、これは自分のことだ」と、思わず見透かされたような、
ドキッとする鋭いことも書いてあります。
この書評を書くに当たって、改めて読み直してみましたが、
一般的なというか、あまり心に響かなかった成功哲学書よりは、
よっぽど得るものがあると思います。
普通に読み物としても面白いので、サラッと読めてしまいますが、
目の前に当たり前にありすぎて気づくことができなかったこと
に気が付かせてくれるので、
凄い大げさに聞こえるかも知れませんが、
たった一度読むだけでも、人として成長することができます。
あくまで個人的な主観による感想ですが、
「人間とは?」について書かれた書物と言えると思います。
ちょっと前に書かれた本の為、
現在ではあまり見なくなった事例もあるにはありますが、
(公衆電話の法則やテレホンカードの法則など)
人間に関することは、ずっと不変なので、
今後もこの法則は効き続けます。
その他、面白かった法則
◆訪問客の法則
1日中待っていた訪問客は、チャイムの聞こえない
トイレに入っていた3分間に訪れる。
◆前夜の法則
1、明日は大事だからと、早寝をすると寝付かれない。
2、やっと寝付いたと思ったら、寝坊する。
マーフィーの人間哲学 日常生活学より引用
個人的おすすめ度 ★★★★★
純粋に読み物として面白いですし、
下手な成功哲学書、自己啓発本より為になります。
文章の読みやすさ ★★★★★
短い文章ですし、文章も難しくはありません。
日常生活でつい言いたくなるようなことも沢山書いてあります。
内容の理解し易さ ★★★★☆
いくつかは「ん?」と理解しにくいものあるかと思いますが、
9割方は難なく理解できるかと思います。