本名は「フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ」といい、哲学者です。
ニーチェ入門編を読む、さらにその前に読む「超入門編」として読んでみてはいかがでしょうか?
日本での知名度は高く、本屋さんに行けば、哲学書、ビジネス書、自己啓発系のコーナーで、
ニーチェの名前を目にすることは多いかと思います。
勉強のためにニーチェを読もうと思っても、やはり難しくて挫折してしまうことも多いでしょう。
そんな時は、入門編を読む前に、まずはこちらの、
書籍紹介 24冊目
個人的おすすめ度 ★★★★★
文章の読みやすさ ★★★★★
内容の理解し易さ ★★★★★
成功哲学書にもなっている
本書は、難しいニーチェの言葉を、やさしい言葉に噛み砕いて解説した本です。
その言葉は、自身の身に降りかかることに常に前向きなくまのプーさんと、
どこか通じるところがあり、可愛らしいプーさんの絵と共に解説をしています。
1ページにつき1名言+解説、というゆったりとしたペースで進み、
いつ、どのタイミングで、どのページを読んでも大丈夫です。
この本を読んで、もっとニーチェについて知りたくなったら、
入門編にチャレンジしてみるといいと思います。
筆者は、成功哲学書関連をちょこちょこ読んできましたが、
面白いことに、多くの成功哲学書に書いてある内容のほとんどが、
このプーさんニーチェに書いてありました。
もちろん、言葉そのまんま書いてある訳ではありませんが、
エッセンスとしては全部詰まっていると感じました。

どんな言葉が書いてあるの?
ここで筆者が特に心を打たれた文章を、少しだけご紹介いたします。
自分に秘められた可能性を諦めないで!
これから先、あなたができることは山ほどあります。
行動に移る前にあきらめることほど、もったいないことはありません。
くまのプーさん 前向きな心をつくるニーチェの言葉より引用
人間の脳は、誰であろうとも性能自体に差はほとんど無いと言われています。
つまり、成功する人とそうでない人の違いは、諦めなかったかどうか、とも言えます。
大きな幸せは小さな幸せの積み重ね
心が震えるような幸福には、そうそうめぐり会えるものではありません。
それよりも、日々の生活の中にあるささやかな幸せに、喜びを感じましょう。
くまのプーさん 前向きな心をつくるニーチェの言葉より引用
人生を思い返してみても、喜び度数を「小、中、大、特大」に分類してみると、
大と特大って、滅多にありませんよね。
「難しい資格や試験に合格した」
「第一志望の学校、就職先に合格した」
「大好きな人とお付き合いすることができた」
など、なかなかあるものではありません。
しかし、自分の中でのささやかな楽しみのようなモノは、
今日一日の中でなら何度かありますよね。
むしろ自分で作れるともいえるかも知れません。
「楽しみにしてたご飯屋さんに行く」
「映画を観る、漫画を読む」
そういった日々の中での「喜び度・小」のイベントを楽しみましょう。
それを基準にすれば、毎日が「今日は良い一日だったな」と思えます。
しかし、「喜び度・大」を基準にすると、
「今日は何もない一日だったな」と、低い評価の一日になってしまいます。
